1945年8月10日モスクワ生まれ。71年、ストロガノフ高校(現モスクワ芸術高校)を卒業。同級生ミハルコフの映画に携わるようになり、『光と影のバラード』(74)と『愛の奴隷』(75)に出演すると共に美術を担当。『機械じかけのピアノのための未完成の戯曲』(76)では美術のみならず脚本にも参加。以来、ミハルコフ、コンチャロフスキーと共にエルドル・ウルズバイェフ監督「Transsibirskiy ekspress」で脚本を執筆。その後も『オブローモフの生涯より』(79)、『黒い瞳』(87)で脚本と美術、「シベリアーダ」『五つの夜に』(79)、「絆」(81)、『ヴァーリア!愛の素顔』(83)で美術を手掛ける。90年にはフランス映画「Mado, poste restante」で監督デビューして評判となり、セザール賞第一回監督作品賞にノミネート。その後は脚本家としてイタリアの監督ジャコモ・カンピオッティの「Come due coccodrilli」(94)と『春のかけ足』(99)、「Mai + come prima」(05)やチリの監督セバスチアン・アラルコンの作品などを担当。今回は久しぶりに役者としてミハルコフ作品に参加した。
本作で映画デビュー。