『 12人の怒れる男』のように、あなたが12人の中のひとりになったら・・・
あなたなら、どう裁きますか?

映画で描かれている陪審員制度とは形態が異なりますが、日本でも、いよいよ来年の 5月21日から
裁判員制度が実施されます。

「裁判員制度」とは?
裁判員制度とは、国民から選ばれる裁判員が、刑事裁判に参加する制度です。
6人の裁判員と3人の裁判官が、ともに刑事裁判に立ち会い、被告人が有罪か無罪か、有罪の場合どのような刑にするかを判断します。
国民が刑事裁判に参加することにより,裁判が身近になり,国民の司法に対する理解と信頼が深まることが期待されています。

<裁判員裁判の対象事件>
国民の関心の高い一定の重大な犯罪に関する第一審(地方裁判所)の刑事訴訟事件。


<裁判員の選び方>
最初に、選挙人名簿をもとに裁判員候補者名簿を作成します。
裁判員はこの候補者名簿の中から、1つの事件ごとに、裁判所における選任手続によって選ばれます。

<裁判員の役割>
裁判員は、裁判官と一緒に審理に立ち会います。【審理】
裁判員は、裁判官と一緒に、被告人が有罪か無罪か、有罪の場合どのような刑にするかを議論し、決定します。【評議】
裁判員は、裁判長が行う判決宣告に立ち会い、その職務を終えます。【判決】


最高裁判所発行「裁判員制度ナビゲーション」より